QFS01: FDA QSR コース 2009年5月20日開催 (終了しました)

ISOだけの品質システムを運営し、認証機関の監査に慣れている企業にとって、FDA QSR( Quality System Regulation )とは、単にISOの延長線にあるもの、と簡単に片付けられているようです。 しかし、米国民の健康を守るというミッションを掲げて海外まで査察にやっているFDAと、ISO監査を比べることはそもそも間違っています。 ISO監査員はシステムが維持されているかと問い、FDA査察官はなぜ品質不良が発生するのかと問うのです。 この事を理解するためには、QSRを補足説明しているFDAガイダンスや規制の序文( Preamble )を理解する必要がありますが、本コースでは、FDA査察の際に明確に宣言される4つのエリア、1.マネジメントコントロール 2.設計管理 3.CAPA 4.P&PC をメインに、FDA査察官向け査察ガイダンス(QSIT)、FDA査察解析データを元にFDA規制要求事項の本質をわかりやすく説明します。 また、全世界に100以上の工場を持つGEヘルスケアのコーポレートオーディターとして世界の工場を監査した豊富な実績とFDA査察経験、GEシックスシグマ・ブラックベルトとして多くの品質改善経験をしてきた実績から医療機器開発・製造の本質を鋭く説く実践コースです。

日 時: 2009年5月20日(水曜) 10:00〜16:00
会 場: 東京都千代田区永田町: 薬業健保会館
講 師: クオリス・イノーバ 代表 木村 浩実
受講料: ¥47,000−( 資料・昼食込み )
     ¥40,000−( 1社2名様以上、或いは以前弊社セミナーを受講された方 )
* 社内教育記録としてご活用用頂ける修了書を発行しております。

お申し込みは、セミナー申込み画面からお申し込み下さい。 折り返し、振込先、会場等のご案内を差し上げます。 

お申し込みの受付を終了いたしました。 


セミナーの内容

1.FDA規制の本質
   FDAのミッション
      FDAの組織
      米国の法規制
      ISOとQSRの本質的な違い
   理解すべきガイダンス
      情報の入手

2.FDA査察の本質
      FDA査察とは
      査察の頻度
      品質不要が査察リスクを高める
      Warning Letter
      FDA査察対応準備
      FDA査察の本質

3.QSITとは
   QSIT査察とは
   QSITアプローチとは
   FDA解析データ
      4つのフォーカスエリア

4.規制要求事項の解説

      820.20 経営者の責任
      820.22 品質監査
      820.25 要員
      820.30 設計管理
      820.40 文書管理
      820.50 購買管理
      820.60 識別
      820.65 トレーサビリティー
      820.70 生産及び工程の管理
      820.72 検査・測定及び試験装置
      820.75 工程の妥当性確認
      820.80 受領、工程内及び完成機器の受入
      820.86 受入の状態
      820.90 不適合品
      820.100 是正処置及び予防措置
      820.120 ラベリング
      820.130 機器の包装
      820.140 取扱
      820.150 保管
      820.160 流通
      820.170 据付
      820.180 記録
      820.181 DMR
      820.184 DHR
      820.186 品質システム記録   
   820.198 苦情ファイル
      820.200 付帯サービス
      820.250 統計的手法

コース概要・お客様の声


セミナーのパンフレットは
Qualys Innova FDA QSR Course 0904 SB0811d.pdf