FDA設計管理コース Rev.16
〜 規制だけではなく会社に利益をもたらすものづくりの本質 〜
このコースの売り上げ金の一部は人道支援活動に寄付されます
今まで1日コースでしたが 、今回から2日間コースとしコース名も改めました
設計移管( 工程設計、工程バリデーション )を2日目に実施します
☆ 開催概要 ☆
ほとんどの日本企業に於ける開発・設計管理の仕組みは、米国FDAが要求する規制(QSR)に準拠していません。これはグローバルに進出しようとする企業だけではなく、患者の命を預かる全ての医療機器メーカーにとって大きなリスクを伴います。FDAは自らの査察で医療機器品質不良の根本原因は設計管理にあると統計的に見抜いており、それはクオリス・イノーバの多くのGAP監査経験でも明かです。そこで本コースでは、グローバルな開発・設計管理を「FDA設計管理ガイダンス」と、欧米で取り入れられているフレームワークを元に体系的に解説し、医療機器開発の本質である品質不良を発生させない仕組み(ロバスト設計)をタグチメソッドと設計CAPAを用いて解説します。ただ規制だからではなく、設計品質を高めると、企業にとっても大きな潜在的利益が得られます。エンジニアの方から多くの共感と支持を集めてきたクオリス・イノーバの最も人気のある価値あるコースです。 オンサイトでも実施しています。お問い合わせはこちらから。
日 時:2016年6月13日(月曜)、14日(火曜) 10:00〜16:30
会 場:全国町村会館( 東京・永田町 )
( 永田町から徒歩1分 )
対 象:医療機器・IVD市場にこれから参入しようと考えている企業
既に医療機器・IVDを海外に輸出している企業
FDA査察準備を考えている企業
既にFDA査察を終え対応に困っている企業
受講料: ¥99,000( テキスト・規制邦訳文・昼食代含む )
割 引: ¥85,000( テキスト・規制邦訳文・昼食代含む )
1社2名様以上ご参加の場合、或いは2016年QSRコース(5月16日、17日)を
受講された方
特 割: オンサイトセミナーの後、継続研修などでご利用の場合、特別割引を適用させて頂きます
のでご相談下さい。 この場合、正規料金をお支払い頂く方が優先され、ご出席戴けない
場合がございますので予めご了解下さい。
定 員: 24名
( 出席者全員に教育記録として利用できる修了書をお渡ししています )
お申込: セミナー申し込みページから必要事項をご記入の上お申し込み下さい。
折り返し、会場、お振込先情報をメールでご連絡致します。
複数人ご参加される方はその旨ご記入下さい。 割引料金でご案内致します。
お問い合わせ: お問い合わせのページからお問い合わせ下さい。
お電話の方は下記セミナー事務局までお問い合わせ下さい。
042−856−2208
☆ セミナー内容( 第1日目 ) ☆
このコースを受講される前にQSR2日コースを受講されることをお勧め致します。
弊社主催 内部監査員コースは、QSR2日間コースと設計監理コースの両方の出席が要件です。
1.設計品質の本質的価値
繰り返される設計品質に起因する製品不良
ISOとQSRの本質的な違い
理解すべき規制・規格・ガイダンス
FDAが望んでいるTQMの本質、品質工学に基づくロバスト設計
医療機器の設計手法( Water Fall Model )
一貫性を問うFDA査察
〜 TQM、FDA設計管理ガイダンスに基づくQSRサブパートCの実践 〜
製品設計偏
2.820.30 ( a ) 総則
TQMに欠かせないマネジメントチームの重要な役割
設計環境、開発リソースの見極め
要員教育の重要性( 820.25 )
力量表と教育計画
3.820.30 ( b ) 設計及び開発計画
医療機器開発ライフサイクルマネジメント
リスクマネジメントライフサイクル
タグチメソッドの開発方式によるフロントローディング手法
PM,PLの役割
カスタマーニーズを要求仕様に変換する品質機能展開
設計品質確立の重要な要素、コンカレントエンジニアリング
設計計画書とは
4.820.30 ( c ) 設計インプット
ロバスト設計( タグチメソッド )による未然防止設計
要求仕様書から設計仕様書への変換
曖昧なニーズのスペックへの変換
重要な設計要素トレーサビリティーマトリックスの使用
ラベリング、梱包の設計インプット
5.820.30 ( d ) 設計アウトプット
入力のバラツキを押さえたアウトプットの確認
設計アウトプットを定義し文書類を明確にする
E-BOM / M-BOM とは
製造仕様書とは
図面発行
DMRとのトレーサビリティー
6.820.30 ( j ) 設計履歴ファイル( DHF )
DHF / DMR / DHR の定義を理解する
識別、ファイルの基本
文書体系と設計基準
7.820.30 ( e ) 設計審査
問題の早期発見、解決が目的で、セレモニーで決して終わらない
設計審査で設計のロバストネスを確認
設計審査とテクニカルレビュー
キーとなる審査者
8.820.30 ( f ) 設計検証
設計検証と設計バリデーションの相違
インプットからアウトプットまでトレーサブルであるとは
エビデンスに基づく設計
設計検証レポートは、設計者の活動記録
9.820.30 ( g ) 設計バリデーション
設計バリデーションの手法
社内、臨床評価の相違と記録
ソフトウェアバリデーションとVモデル
3種類のバリデーションの相違
10.820.30 ( i ) 設計変更
重要な査察ポイント
設計変更プロセスとリスクアセスメント
コミュニケーションエラー
製品不良を再発させない重要な要素、設計CAPA
文書、図面の変更管理
☆ セミナー内容( 第2日目 ) ☆
工程設計偏
1.820.30 ( h ) 設計移管
設計移管の目的と工程設計、工程バリデーション
工程設計の基本
2.なぜ工程バリデーションを実施するのか?
プロセスバリデーションの目的とその本質
プロセスバリデーションの効果
工程管理の目的と本質
医療機器規制・規格を理解する
3.バリデーションすべき工程とは
バリデーションすべき工程の識別
検証工程とバリデーション工程の違い
設備バリデーションと工程バリデーション
バリデーション工程の例
4.バリデーションの種類
バリデーションの種類
設備バリデーションと劣化パラメータ
コンピュータシステムバリデーション(CSV)
5.工程設計とバリデーションステップ
VMP: バリデーションマスタープラン
DQ: 設計時的確性評価
IQ: 据付時的確性評価
OQ: 稼働時的確性評価
PQ: 製造性能的確性評価
PPQ
バリデーションの文書化
プロセスバリデーションの明確化
自動化工程の明確化
CSVカテゴリーの明確化
ソフトウェアバリデーションの基本
カテゴリー別ソフトウェア
6.設計移管とプロセスバリデーション
設計移管とプロセスバリデーションの関係
ミニスケールとフルスケール
工程設計表とトレーサビリティー
7.バリデーションの実践
マスターバリデーションプラン
バリデーション工程の識別
バリデーション計画
設備リストとバリデーション工程リスト
チームビルディング
DQ Plan /DQ Report
IQ Plan/IQ Report
OQ Plan/OQ Report
PQ Plan/PQ Report
PPQ Plan / PPQ Report
8.バリデーションのアウトプット
QC工程表と管理図
工程能力
再バリデーションの時期設定
設備メンテナンス手順
( 内容が変更になる場合もございますが大きな変更はございません。 )
2015_11